日傘って涼しいの?効果を知って男性もデビューしよう

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「日傘は、女性が日焼け防止に使うもの」

そんなイメージの人、どれくらいいるでしょうか?

正直なところ、僕自身もそのひとりでした。時代遅れですね。

というかもう、男とか女とか日焼けが気になるとか、そんなレベルじゃないくらいの暑さ。

「そろそろ自分も日傘デビューしてみようかな」とソワソワしている世の男性も多いと思います。

そこで気になるのは「日傘って本当に効果あるの?」ってこと。

雨の日と同じく、荷物が増えたり、手に何かを持つのが苦手な人もいると思います。

そんなデメリットをも帳消しにする効果があるのか……

結論、効果あります!

この記事では、日傘の効果や上手な選び方、実際に使ってみた感想などをお伝えしていきます。

この記事はこんな人におすすめです!
  • 日傘に関心があるが、実際どうなのか知りたい
  • 日傘を選ぶ際のポイントを知りたい
  • 良さげな日傘をゲットして猛暑対策したい
チョーナン

熱中症に気をつけよー

ジナン

かっこいい傘がいいねー

おじさんも日傘を持つ時代だね

CONTENTS

日傘の効果は「遮熱」「遮光」「UVカット」

日傘の基本的な効果について解説します。

人が暑さを感じるのにはいくつかのメカニズムがありますが、日傘は「遮熱」「遮光」「UVカット」の点で大きな効果を発揮します。

遮熱・・・太陽からの熱エネルギー(主に赤外線)を遮断する性能

遮光・・・可視光線を遮る性能

UVカット・・・有害な紫外線を防ぐ性能

日傘を使うことで直射日光や紫外線を遮り、余分な熱の蓄積を防ぎます。

遮光性やUVカットは、視覚的な快適さと肌の保護にも効果的です

環境省の資料によると、日傘を使って暑い日差しから体を守ると、汗の量が約17減るという結果がわかったようです。

また、体感温度が約3〜7℃低下するとも言われています。

出典:環境省「夏の熱ストレスに気をつけて」チラシ
https://www.env.go.jp/content/900501207.jpg

出典:環境省「まちなかを涼しくしよう」パンフレット
https://www.env.go.jp/content/900400046.pdf

男性の日傘ってどうなの?

ジェンダーレス社会とはいえ、昔から持たれている固定観念は根強いところです。

日傘もそのうちの一つと言えるのではないでしょうか。

シェアリング傘の「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Groupの調査によると、500人中、2人に1人の男性が日傘の購入に「抵抗を感じる」と答えたそうです。

いっぽうで2人に1人が「日傘を利用したい」とも答えていて、抵抗感はあるが興味もある、と悩ましげな心境がうかがえます。

ただ、購入に至らない一番の理由は「持ち運びに不便を感じる」という点で、男性が使用することへの特別な偏見はあまりないようでした。

【メンズ日傘】男性の2人に1人が、熱中症対策で「日傘を利用したい」と回答。一方、日傘の「購入への抵抗感」は、女性の約4倍に。

出典:PRTIMES、株式会社Nature Innovation Group プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000036740.html

街中でも徐々に日傘をさす男性を見かけるようになりました

チョーナン

日傘デビューのチャンスだね

日傘を選ぶポイント

日傘の効果や男性の関心などが分かったところで、選ぶポイントについて解説していきます。

熱を直接的に防ぐのは「遮熱」

遮光率と遮熱率についてもう少し詳しくお話しします。

遮光率と遮熱率の違い

遮光率・・・光を遮ることで視覚的な快適さは得られるが、暑さを軽減する効果は間接的
遮熱率・・・熱を反射・吸収して、傘の下の温度上昇を直接的に抑える

つまり、涼しさを最優先させるのであれば、最低限、遮熱効果がうたわれているものがおすすめです。

暑さ対策か、日焼け対策かを考えるとわかりやすいですね

それぞれの意味を理解しておけば、商品を選ぶ時にも役立ちますね。

日傘の白と黒は一長一短

「黒系は何となく暑そうな感じがするけどどうなの?」

色の選び方についても気になるところだと思います。

紫外線カット効果遮熱効果特徴
白(明るい色)光を反射し涼しく感じるが、UVカット率は黒より劣る
黒(暗い色)紫外線を吸収するためUVカット効果は高いが、熱も吸収しやすく熱くなりやすい

基本的に「黒は吸収・白は反射」という性質があり、それぞれの性質をうまく活かした構造が理想的といえます。

黒は紫外線、白は熱中症対策に向いていますね

とはいえ、あくまでも色の性質上の話であり、UVカットや遮光性、遮熱効果が備わっていればそこまで気にするほどでもなさそうです。

そもそも、日傘を使わない状態と比較すれば格段に効果はあるので、最低限の機能が備わっていれば、せっかくなので好みのデザインから選んでみましょう。

持ち運びやすさ

一般的な日傘の重量 

  • 折りたたみタイプ:約150-300g
  • 軽量タイプ:100-200g

やはり、日よけのために荷物をひとつ増やすことが苦痛だと感じる人もいると思います。

その上で、少しでも軽いタイプが良いのは言うまでもありませんね。

ただし、軽量タイプはそのぶん頑丈さを損なっているケースもあるので、自身が許容できる重さがベターだと考えましょう。

500ml入りのペットボトルが500gなので、ほとんどがその半分以下の重量といえます。

実際に日傘デビューした感想

実際に購入し、使ってみた感想を紹介していきいます。

先に解説したポイントとともに、日傘を購入する際の参考にしてみてください。

(2024年の7月に購入、約2ヶ月間使用した個人の感想です。)

IZA Type : WIND RESISTANCE

  • 直径93cm
  • 重量310g
  • 耐風で高強度
  • UVカット率&遮光率100%
  • 遮熱効果
  • 高い撥水力

日傘デビューに選んだのは、レイングッズブランドのWpc.が「男の晴雨兼用傘」として販売している、Wpc.IZAという商品のひとつです。

数種類のタイプが専用ページに紹介されていて、男性の日傘需要が高まっていると言えるのではないでしょうか。

店頭でも男性を意識した陳列をよく見かけます

Wpc.について詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

良かった点

良かった点をまとめるとこんな感じです。

  • 日差しが強烈な日は、確実に効果あり
  • 急な雨でも助かる
  • 気恥ずかしいのは最初だけ

日差しが強烈な日は、確実に効果あり

日中は確実に頼れる存在です。

むしろ、なんでこれまで我慢していたんだろうと思うくらい、強烈な日差しから身を守ってくれます。

使ってみて気づいたのは、雨の日は風向きに合わせて傘の角度を合わせますが、日傘は太陽の位置に合わせます。

当たり前なことですが、使い始めは感覚を掴むのに少し慣れが必要でした。

それでも、あるのと無いのとでは安心感が違います。

日陰ができることで視覚的にも安心感が出ます

急な雨でも助かる

最近の夏は、ゲリラ豪雨のように晴れていても局所的に雨が降ることがありますよね。

もともとは日よけを目的に日傘を持っていますが、そのおかげで急な雨にも対応できるようになりました。

強めの雨には、それなりにサイズがあったほうがより安心できそうです。

【店員さんのアドバイス】
濡れた日傘はそのままにするとUVコーティングなどに影響が出るので、必ず乾かしてから収納しましょう。

気恥ずかしいのは最初だけ?

あくまでも個人的な感覚ですが……

最初の最初はなんとなく使うのに気恥ずかしさがありました。

「男がこのくらいでいちいち日傘をささなくても」と、心の声が古い価値観をぶつけてきます。

でもそれも数回使えばすぐに慣れます。

いざ日傘で歩いてみると気づきますが、男性ユーザー、けっこういるんですよね。

そもそも「そんなこと気にしているの自分だけかも?」とバカバカしく思えてきます。

シンプルに、「暑いんだから使えば良いじゃん!」

この一言に限りますね。

マイナスポイント

マイナスポイントです。

「傘」そのものの評価ではなく、日傘を使うことに対してちょっとなーと思ったことを紹介します。

  • 熱い空気がこもる
  • 収納がめんどくさい
  • 雨用よりも値段が高め

熱い空気がこもる

日傘を使うことで地面との空間に熱がこもる感覚がありました。

外側が黒いタイプだからかもしれないですが

さすがに35℃を超えるような猛暑日では、効果は半減するかもしれません。

また、直射日光を遮っている分、下からのムワッとした熱に敏感になったとも言えます。

雨の日よりも少し高めに持つと、熱がこもる感じが若干解消されました

収納がめんどくさい

折り畳み傘の宿命とも言えます。

実際これが理由で使用を拒んでいる人も多いかもしれませんね。

仕事柄、電車と徒歩で移動することが多いですが、何度も「開いて・しまって」を繰り返していると、
「このくらいの日差しなら使わなくてもよいかな」と妥協してしまうこともあります。

チョーナン

畳むのがめんどうな人は、ケースが大きいタイプがおすすめだよ

軽量タイプは収納が複雑なものもあります

雨用よりも値段が高め

日傘は素材や構造などが多機能なため、一般的に雨用よりも高めになっています。

コンビニでは¥1,000代で売られている商品もありますが、最低でも¥2,000〜¥3,000以上するものが多いです。

ただ、撥水加工がある晴雨兼用であれば、むしろコスパは良いとも考えられますね。

「安かろう悪かろう」にならないために
機能や構造をよく理解し、自分が使う状況もイメージしておくことが一番のコスト対策になります。

おすすめの日傘

最後に、実際に使用しているWpc.IZAの日傘を、いくつかご紹介します。

男性、さらにオジサンでも堂々と使える、日傘デビューに最適なタイプが多いのでチェックしてみてください。

Wpc.IZAは表面と中面の二重構造だから日傘としても申し分なく、晴雨兼用なので日傘デビューにはオススメです

チョーナン

デザインもシンプルだから、おじさんでも選びやすいね

Type / COMPACT

重量220g / 全長54cm / 直径96cm / 親骨53cm 〈収納時サイズ:6.5cm×17cm
軽量で平べったいスクエアタイプなので、かばんの中にもすっぽり収まります。
個人的にこのタイプは元の形に戻すのに難しさを感じます。

Type / LARGE & COMPACT

重量300g / 全長57cm / 直径100cm / 親骨58cm 〈収納時サイズ:6cm×21cm〉
たたんだ時のコンパクトさと、開いたときのほどよい大きさを兼ね備えたタイプ。
ケースサイズに余裕がないので、都度収納するにはストレスを感じるかもしれません。

Type / LIGHT & SLIM

重量190g / 全長55cm / 直径90cm / 親骨55cm 〈収納時サイズ:5cm×24cm〉
Wpc.IZAの中では最軽量。
収納時も5cm×24cmでネーミングどおりのタイプです。
直径90cmは男性には少し小さい感じがします。

Type / WIND RESISTANCE

重量310g / 全長57cm / 直径93cm / 親骨55cm 〈収納時サイズ:5cm×25cm〉
グラスファイバーや特殊樹脂パーツを使用した耐風タイプ。
収納時のサイズが他よりも大きめですが、その分ケースにも余裕があり雑に畳んでも収納可能です。

実際の使用感としても、特に重たさは感じず頑丈で安心感があります!

Type / AUTOMATIC

重量290g / 全長56cm / 直径98cm / 親骨54cm 〈収納時サイズ:7cm×28cm〉
片手で開閉が可能なワンタッチ機能付きタイプ。
直径98cmでサイズ感も安心できます。

まとめ

実際に日傘を使い始めて感じたのは、「もっと早くから使っていればよかった」という事。

確かに荷物になるし、収納もいちいち面倒なのはありますが、何よりも猛暑での体力消耗を減らせられます。

40代・50代からすると、最初は抵抗感があるかもしれませんが、近年の気候に上手に対応していくのもイケオジの道かもしれませんね。

そろそろ日傘デューするべき?効果を知って男性も猛暑対策を万全に まとめ
  • 日傘の効果に迷っているなら、すぐにでもデビューしよう
  • 遮光性・遮熱性をしっかり備え、外側白・内側黒の日傘がベスト
  • Wpc.IZAはしっかりした日傘性能とともに、急な雨でも使えるからおすすめ
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