みなさん、子育ては楽しめてますか?
子供に手がかかるうちは、自分の時間も子供や家族に注がれているんじゃないでしょうか。
可愛い子供のためとはいえ、やっぱり自分自身の時間も大切にしていきたいですよね。
健康管理のために、ジョギングを始めよう!
そう思ってみたものの、子供を理由にあきらめたりしていませんか?
だったら、親子で一緒に走ってみるのはどうでしょうか?
この記事では、親子でジョギングを楽しむためのヒントや注意点などを紹介していきます。
- 小さい子供がいながらも、自身の健康管理のためにジョギングを始めたい
- 子供が運動不足気味なので、外に連れ出したい
- ジョギングを通して親子の絆を深めたい
走るの早くなりたいから頑張る
おいてかないでねー
ゲームばっかりだから、走ろう!
親子で始めるジョギングのメリット
せっかく始めるなら、まずはメリットから。
親子で始めるジョギングのメリットはこんな感じです。
- 親子で健康的になれる
- 努力と達成感を得られる
- 親子の絆が深まる
順番に解説していきます。
親子で健康的になれる
今の時代、多くの子どもたちが、Switchやスマホゲーム、Youtubeなどに時間を割き、外で遊ぶ時間は昔と比べて少なくなっています。
親としては、ゲームも良いけど外でも元気に遊んでほしいところですよね。
そんな時は、いっしょにジョギングに誘ってみてはどうでしょうか。
誘ったからには、自分も走らないとねー
子供を誘った以上、自分もサボるわけにはいかないし、必然的に運動する機会にも繋がります。
また、ジョギングは脳科学的にもリフレッシュ効果があり、気分転換やストレス発散の良い機会にもなります。
ゲームなどのデバイス依存状態から、外での運動へ導くことで、心身ともに健康的になりましょう。
努力と達成感を得られる
ジョギングをしたことがある人ならお分かりかもしれませんが、ジョギングは独特の達成感を得られるものです。
走る距離やペースにもよりますが、無理なく走り終えたときには、肉体の疲労感とは別に、心が満たされる充足感があります。
親として、子供にもこんな気持ちを味わせてあげるのって、とても貴重なものだと思えませんか?
大谷選手など一流のアスリートは、そんな達成感を知っているからこそ、苦しい練習にも耐えてまた次の目標に向かっていけるんだと思います。
ちょっと近所をジョギングするだけかもしれませんが、子供の教育にとって、こんな良い機会はなかなか作れないですよね。
ジョギングのペースや距離について知りたい方は、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
親子の絆が深まる
達成感もそうですが、ジョギングを通して子供と同じ体験ができるのは、とても意味があるものだと思います。
共に戦った同士のような、そんな感覚が得られるかもしれません。
ちょっと大袈裟ですけど。
また、準備の時間や走っているとき、走り終えて休憩するときなど、子供と過ごす時間を得ることで、普段取りづらいコミュニケーションも可能になったりします。
ふだん話づらいことも、走りながらなら打ち明けてくれるかもしれませんよ。
いずれにしても、子供と同じ目的で同じ時間を過ごせるという意味で、親子でのジョギングには大きなメリットがあるのではないでしょうか。
ジョギングを始める前の準備
メリットについてお話しできたので、次はジョギングを始める前の準備について解説していきます。
大きくは次の3つになります。
- 健康状態のチェック
- 適切な装備
- ルート設定
健康状態のチェック
ジョギングにはいくつかのメリットがあるとはいえ、無理をさせて体調を崩すわけにもいきません。
特に低学年以下の小さい子と走る際は、基本的な健康状態の確認はしておいたほうが安心ですね。
また、怪我のリスクについても充分に考慮する必要があります。
次のような準備体操は必ずしていきましょう。
- 足首や首を回す
- ふくらはぎや前もも、後ろもものストレッチ
- アキレス腱のストレッチ
基本的に、ストレッチは焦らずにがポイントです。
運動前の準備体操が習慣的に身につけば、今後、子供が本格的にスポーツをしていく上でも役に立つはずですよ。
適切な装備
装備についても、しっかりと準備していきましょう。
特にジョギングシューズは靴擦れや捻挫など、さまざまなリスクを伴うので、普段履いている靴で問題がないか確認が必要です。
また、服装は親が選んであげてもよいと思います。
履いている靴や服装が原因で走りづらくなっている状況は、純粋に考えてもかわいそうですよね。
また、汗拭き用のタオルや、水分補給のための水筒、小銭など、身につける以外のものについても、しっかりと準備をしていきましょう。
スケジュールとルールを決めよう
次に、親子で走るためのスケジュールとルールについてです。
できれば、こんな感じでどうかな?というプランを、子供と一緒に相談しながら決めていくのが理想的です。
たとえばこんな内容で相談してみましょう。
- 毎週土曜の朝に走ろう(お父さんの休日)
- ひとりで飛ばしすぎず、同じペースで走ろう
- 途中の休憩もOKにしよう
スケジュールやルールが決まったら、紙に書いて壁に貼ったりすると良いですよ。
子供って意外とそんなノリが好きだったりします。
ガチガチなプランは避け、できるだけ実現可能なプランにしましょう。
プレッシャーになったり、そもそもの興味を削ることになってしまったら、元も子もないです。
子供の年齢にもよりますが、たとえば小さい子との場合は、
「今日のお約束は〇〇にしよー」
くらいの簡単なものを、走る前にひとつ決めるだけでも良いかもしれませんね。
目標やルールを一緒に決めて始めてみる、ということにポイントを置いてみましょう。
子供に合わせたジョギングの方法
それでは、実際に走る際についての解説をしていきたいと思います。
今回は、
- 未就園児(3歳から5歳)
- 小学校低学年(6歳から9歳)
- 小学校高学年(10歳から12歳)
の3カテゴリーに分けて簡単にご説明します。
未就園児(3歳〜5歳)
- 短い距離をすこしずつ
- とにかく楽しい雰囲気で
- 公道では走らず、大きい公園などで
3歳から5歳の未就園児は、まだまだ体力が限られています。
大人からしたらちょっとした距離でも、小さい体にとっては結構なハードワークかもしれません。
また、追いかけっこなど、子供が喜びそうな設定を用いながら、楽しい時間を演出してあげると良いですね。
走る場所は公園がベストです。
できれば、見通しの良いジョギングスペースがある少し大きめの公園が望ましいです。
小さい子は思いもよらない動きをするので、近所の安全そうな環境をあらかじめリサーチしておくのがおすすめです。
小学校低学年(6歳〜9歳)
- 1〜2kmをめやすに
- ペースを意識させる
- 継続できるようモチベーションを工夫
小学校に通い出すと、めきめきと体力がついてきます。
走ることが好きな子は、どんどんハイペースで走ってしまうので、ペースを考えて走ることを教えてあげるのも良いですね。
また、継続力も気にしていきましょう。
カレンダーに記録したり、スタンプカードを作るなど、自分たちの走った実績を見える化して、モチベーションを維持していきましょう。
スマホのラニニングアプリは、1分あたりのペースや走ったコースを記録できるので、あとで一緒に見返してみると、次の意欲も湧いてきておすすめですよ。
小学校高学年(10歳〜12歳)
- 3km前後を目安に、距離を延ばす
- それぞれのペースも大切にする
- いろいろな視点でジョギングを楽しむ
小学校高学年ともなると、大人顔負けの走力の子もいるかと思います。
コースや時間など、大枠のルールは決めて、それぞれの走りやすいペースで走ってみるのも良いですね。
また、あえて同じペースで隣を走りつつ、普段できないような会話をしてみるのも、親子ジョギングならではの利点ではないでしょうか。
マラソン大会にも出てみたいね!
自信がついてきたら、ファミリー向けのマラソン大会を目標にしてエントリーしてみるのも、親子のモチベーションUPには良い方法だと思います。
トラブル対処法
最後に、親子ジョギングに伴うトラブルについて、確認しておきましょう。
主なシチュエーションはこんな感じです。
- 疲れたとき
- 怪我をしたとき
- モチベーションが下がったとき
- 天候が悪くなったとき
- 健康問題が発生したとき
疲れたとき
親である自分自身が調子良く走れているとつい、欲がでてしまいがちです。
冷静さを忘れず、適切なペースを意識してこまめな休息を取るようにしましょう。
あくまでも目的は、適度な運動と共に得られる親子の楽しいコミュニケーションを忘れないようにしましょう。
怪我をしたとき
ジョギングで起こりやすい怪我といえば、捻挫です。
また、靴のサイズが合っていないことによる、靴ずれなども考えられます。
もし万が一、そのような怪我をしてしまった場合は、無理をせずにジョギングを中止し、状況によっては医療機関を受診しましょう。
少なからずスポーツに怪我は付きものですが、ケアの大切さや、対処をおろそかにしない考え方も子供に教えるきっかけになると思います。
モチベーションが下がったとき
最初は意気揚々と始めてくれたことも、2回・3回と続けていくことで、なかなかモチベーションが続かないことがあると思います。
当然ですよね。
継続がいちばんのハードルなのは、大人も一緒です。
だからこそ、親子で一緒に乗り越えるべく、共通の目的を決めたり、ゲーム形式で目標を達成していく喜びに結びつけていきましょう。
- 最後まで走り終わったら、おいしいラーメンを食べに行こう!
- スタンプカードを作って10回貯まったらご褒美!
など、一緒に楽しめそうなアイデアを挙げていきましょう。
天候が悪くなったとき
走る前に天気予報のチェックは必要です。
あきらかに雨が降りそうなときは、素直にやめておいた方が無難ですね。
また、もしジョギング中に雨が降ってきてしまった場合は、早めに切りあげて濡れた体をしっかりと拭いてあげましょう。
天候によっては雷や強風など、濡れる以上のリスクが起こりうることも考えられます。
子供たちにとって雨のジョギングが辛い経験にならないよう、最善の準備と対応を心がけていきましょう。
健康問題が発生したとき
まずは事前の健康状態の確認が必要です。
少しでも懸念される場合は、無理をせずに別の機会にしましょう。
また、ジョギングをしているうちに様子が変わってきた場合は、速やかに休憩し子供の様子を観察しましょう。
少し休息して回復するのか、家に帰って安静にするのかなど、落ち着いた状況判断が大切です。
服装やシューズが原因になっていることもあります。
暑すぎないか、寒すぎないか、靴が痛くないかなど確認してあげましょう。
まとめ
親子でのジョギングは健康的だし、コミュニケーションづくりの良いきっかけにもなってメリットが多いですよね。
と同時に、怪我や事故などのリスクがないとも言えません。
無理をせず、おおらかな気持ちで子供とのジョギングの時間を作っていきましょう。
- 健康的に、親子共通の体験を得られる
- 事前の準備はしっかり!プランやルールはいっしょに考えよう
- 怪我や健康管理をケアしながら、楽しいジョギングの演出を考えよう
親子で楽しいジョギングライフを!