雨の日の子供の靴ってどんなものを履かせていますか?
まず思い浮かぶのは「長靴」ですよね。
もちろんそれでOKです。
防水性を重視したら最強です。
通園や通学に履かせている人も多いのではないでしょうか?
僕が子供の頃は当たり前のように「長靴」一択でしたが、今ではそれ以外にも選択肢がいろいろあるみたいです。
今回は雨の日の子供の靴選びについてご紹介していきます。
長靴ダサいからやだー
ぴちゃぴちゃー♪
お手柔らかにお願いしますね。。
- 長靴以外で良さげな靴を探している
- 雨用の子供の靴選びに注意するポイントを知りたい
- 雨の日に最適な子供の靴のタイプを知りたい
シンプルに通園や通学のためだけだったら、長靴が良いのは言うまでもないですよね。
でも子供って本当に予想外の動きをします。
滑るぞって言ってるのに走ったり
あえて水たまりに突入したり
さらにそこで行進し始めたり
基本的に親が注意したくなるような行動を敢えてするイキモノです。
普段と違う状況を無意識に楽しもうとする力が備わっているというか。
つまり、小さい子供にとって雨の日は大人ほど嫌なものではないんですよね。
親としても本当は、「子供のそんな気持ちを大切にしたいな」と思ってはいるものの、実際は濡れたり、滑って怪我をすることを防ぐことが一番になっているんだと思います。
でもだからこそ、子供のピュアな気持ちを守りつつ、濡れたり滑ったりにも対応できる靴があれば言う事なしですよね。
雨の日の子供の靴選びに注意するポイント
雨の日の子供の靴を選ぶのに必要なポイントは、こんな感じです。
- 防水性
- 耐久性
- トラクション
防水性
まずは何と言っても防水性。
長靴の最大のメリットは絶対に浸透しない防水性です。
濡れきった靴をそのまま履いてるのって、めちゃめちゃ不快じゃないですか。
大人なら靴下を脱いだり、新聞紙を突っ込んだり、それなりに対処できることもあるけど、子供はそのまま履きっぱなしな子が多いと思うんです。
靴の中まで浸透した水は、カビや匂いの原因にもなります。
また、濡れたままの状態は体温低下を招いたりもします。
頭寒足熱という言葉どおり、足を冷やしきらないためには、中まで浸透させない防水性が大切です。
耐久性
つぎに重要なのが、耐久性です。
靴が雨に濡れると、体の不快感だけでなく、靴そのものにも負担がかかってしまいます。ましてや子供なら、水たまりや泥のある場所でガンガン遊びますよね。
当然、濡れるだけではなく泥汚れも付着していきます。
泥汚れは簡単には落とせないので、洗う時は結構なパワーでゴシゴシすることに。ブラシのゴシゴシ洗いは、靴の表面や縫製を痛めます。
気づいたらほつれていたこと、ありますよね。
頑固な泥汚れでもガンガン洗える材質を選ぶのも、ポイントの一つでしょう。
トラクション
3つめのポイントが、トラクションです。
トラクション? 初めて耳にする方もいるかもしれませんね。
トラクション(英語: traction)または牽引力(英語: tractive force)は、車体と接平面との間で、乾燥摩擦を通して(路面の剪断力(英語版)も一般的に使われる)、運動を生み出すために使われる力である[1][2][3][4]。
トラクションは、車体と路面との間の「最大」牽引力のことも指す。この場合、トラクションは垂直抗力に対する最大牽引力の比としてもしばしば表わされ、「トラクション係数」と命名される(摩擦係数と似ている)。トラクションは、摩擦、垂直荷重(負のZ軸方向にタイヤに作用する荷重)、空気抵抗、転がり抵抗などのような全ての抵抗する力を乗り越えることによって物体を路面上で移動させる力である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
車やレースがお好きなかたは、聞き覚えがあるかと思います。
要は滑り防止です。
少しだけ話しが車に脱線しますが、車はタイヤと地面との摩擦力をもとに駆動力(スピード)を生み出しています。
タイヤがしっかりと地面に掛かることで、エンジンの動力を無駄なく伝えられます。
逆にトラクションが掛からないと、エンジンの力が抜けてしまいスピンしてしまいます。
何百馬力のエンジンパワーを操るレースカーにとって、トラクションはとても大事な要素なんです。
はい、すみません。話をもとに戻します。
「エンジン=子供の元気な動き」と置き換えると、トラクションが大切な理屈が良くわかります。
雨だろうが水たまりだろうが、子供たちにとっては関係ありません。いつもどおりの馬力で全力で遊ぼうとします。
トラクションが掛かる靴なら、その動きに耐えられますが、そうでない場合は滑ります。
滑ることはもちろん危険なんですが、それ以上に、濡れた地面に晴れの日と同じパワーを伝えてしまうため、滑りやすい靴の場合、滑った時の影響が大きく、怪我に繋がりやすいんですね。
雨の日の子供の靴ってどんなものがある?
それでは、上で話したポイントをふまえ、具体的にはどんなものがあるのかをご紹介していきます。
ざっくり言うと、こんな感じです。
- 長靴(レインブーツ)
- 防水設計スニーカー
- 川遊びサンダル
順番に説明していきます。
長靴(レインシューズ)
真っ先に思いつくやつですね。
最近になってレインシューズとか格好いい感じで売っています。
サンタさんにプレゼントをお願いするときのような王道の「長靴タイプ」や、おしゃれなブーツタイプもあります。
防水性は最高ですが、履き心地は重く、長めのタイプだったりすると飛んだり走ったりがしづらいです。機敏な動きには向いていないのがデメリットです。
あと、雨のあと思いがけず晴れちゃった時、恥ずかしいです。
防水設計スニーカー
普通のスニーカーとの違いがまったく見分けられない、全天候型のスニーカーです。(画像がなくてすみません)
っていうかこれでいーじゃん!ってくらい普通のスニーカーと遜色ないです。
普段のスニーカーと同様、飛んだり跳ねたり走ったりができるのが便利ですね。
また透湿性に優れ、梅雨時期のジメジメでも蒸れにくい作りになっています。
小さくて可愛い子供の足、、高確率で臭いですよね。
ちなみに「防水」とは文字どおり水を防ぐ構造のもの、「撥水」は表面が水をはじく構造のものをさします。
川遊びサンダル
「サンダル」と聞くと、ビーチサンダルやクロックスのようなものをイメージしがちですが、川遊びサンダルの特徴は足のかかとが固定されているサンダルです。
かかとが固定されているので、川や海などでも脱げてしまう心配がなく、アウトドアグッズとしてキャンプなどで履いている子供も多いと思います。
川遊び用なので、ゴツゴツした石や岩の上でも痛くないようにソールがしっかりとしているし、藻や苔の上でも滑りにくいというメリットがあります。
もともと濡れて使うものなので、防水性はないですが、メッシュ素材で透湿性も高く、軽量で滑りにくいので、シチュエーションによっては最強のレインシューズとも言えます。
ただし、夏限定です。冬は濡れていなくても寒いのでオススメできません。
雨の日に起こる状況をイメージしよう
最後に、必要かなと思うことがひとつ。
それは、子供が雨の日に出かけるときには、どんな状況があるのかをイメージすることです。
最初にもお話しましたが、子供は大人が考えている以上に、予想外の動きをします。ましてや雨の日はさらにそのギャップが大きくなります。
雨の日の子供の行動パターン
- 滑りやすい路面ではしゃぐ
- 水たまりに突入する
- 長靴をバケツのようにして遊ぶ
- きれいな服や靴で外出したがる
- 傘は持っているだけで、さしていない
- 傘は遊び道具
靴に関する以外のものもありますが。。
お子さんの行動パターンのようなものをイメージしておくと、より最適な靴を選べるかもしれませんね。
まとめ
小さい子供の親にとってみれば、雨はふだん以上に手間のかかる要因になりますが、子供はそれほど嫌なものではないようです。
むしろ晴れの日にはない世界が広がっているのだと思います。
雨の日に子供がとる行動やシチュエーションはさまざまです。ご紹介したポイントを抑え、安全や健康に配慮しながら、子供が楽しめるための靴を用意していきましょう。
- 防水性、耐久性、トラクションに注意する
- 長靴、防水加工スニーカー、川用サンダルなど、タイプ別に検討してみる
- 子供の気持ちや行動を理解して、備える
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!